糸鋸木工芸入門
この本は、先日「木工時計その2」をお披露目した際に、ご紹介した本です。糸鋸の歴史、しくみ、材料の選定、必要工具の説明、基本の挽き方から傾斜挽き、作品製作、木象嵌の原理/実際へと順序よく初心者にも大変わかりやすく説明されております。
先日の作品は、この本のなかの作品を参考に作成してみたものでした。
傾斜挽きで製作しましたと言っていましたが、通常の挽きかた(材料は床に平行で、糸鋸歯とは垂直の関係で挽く)では、材料とくりぬいた部品は、材料の前面から後面へ、または裏面から前面へとスコスコと通り抜けます。そこで傾斜挽きとは、材料と糸鋸歯との角度を垂直にではなく、若干角度を変えて挽く方法のことを言います。これにより、左回りと右回りで挽いた場合とではできる凹凸が違ってくるのですが、たとえば左回し挽しをした場合、くりぬいた部位を押し込むとスコッと通り抜けてしまうのではなく、ある深さ(角度によって調整できる)まで沈み込み、すきまもない凹ができあがるのです。これを知ったときはほ~~~っと感動を覚えたりしました。下手な説明ですみませんが、この本を一度手に取りへぇ~とご納得してみてください。木像巖の作品もすばらいいです。
ところで、わたしの作品ですが、この本を実際に見た方ならわかると思いますが、左回り右回りを間違えてしまったため、凸になるべきところが凹になってしまっています。まぁこれはこれで良いではないかと思っています。
追記 2008/7/28
「作りながら楽しく学べる糸鋸木工芸入門 新装版―付:木造嵌入門の第一歩 (単行本)」が出版されています。

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